頑張る生産者

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株式会社Harmony with  代表取締役 澤田真さん

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生乳生産の澤田真さんを訪ねて

金沢市街から車でほんの数十分の地に、北海道と見間違うような酪農シーンがひろがっています。
「すべてのものとの素敵な調和を目指したい」。
そんな想いを社名に込めたという、株式会社ハーモニーウィズの代表取締役・澤田真さんにお聞きしました。

約1,300頭が暮らす酪農団地。

河北潟で酪農を始めたのは平成4年。当初は父の手伝いをしていましたが、平成14年には父から任せてもらいました。
ハーモニーウィズという社名で株式会社にしたのが平成20年。
酪農団地に当初は、22軒あったのが12軒に減りましたが、
個々の規模が大きくなっていますので乳牛の総頭数は1,300余りと少し減った程度です。
ハーモニーウィズでは、そのうちの約1割の牛たちを飼育しています。

牛たちも幸せであってほしい。

乳牛は寒さには強いのですが暑さには弱い動物です。 夏場はやはり食欲も落ちて、乳量も減ってしまいがちですので、夏をどうやって快適に過ごさせるかがポイント。
霧のように水を吹き出し、大きな扇風機を回して、少しでも快適に過ごせるように気をくばります。
最近ではアニマルウェルフェア(動物福祉)という考えが浸透して、牛たちに毎日を快適に暮らし幸せな一生を送ってもらってこその酪農だと想っています。

搾りたてを使ったジェラートを。

昔から自分の牧場で搾った生乳を、直接消費者に届けたいと思っていました。
いま進めているのが、搾りたての生乳をそのまま使い、地元で作られた農産物の風味を取り入れた河北潟ならではのジェラートづくり。
例えばコマツナや、スイカ、ぶどう,興味津々かぼちゃ、紋平柿との相性や味わいをスタッフと力を合わせて研究中で、来年春のジェラートショップ開店を目指して頑張っています。

近くにこんな広大な風景がある。

ここ河北潟干拓地には、まったいらで広大な農地が広がっています。
北海道に来たのかと、ほんとに見間違うような風景が素敵なのは言うまでもありませんが、
それが金沢市街から車で数十分という近さにあることが何よりの魅力。
一人でも多くの皆さんに足を運んでもらい、牛たちといっぱい触れ合ってもらいたいですし、
そのときは内灘砂丘の高台から望む河北潟干拓地のオススメ絶景ポイントを僕が紹介します。

(平成29年6月取材)